概要
黄泉のツガイ 第7話で、アサの「死」と能力覚醒の真相、ユル幼少期の父との回想シーン、そして手寺デラの敵地での圧倒的な余裕に海外勢が大盛り上がり。「落ち着いて、状況を分析して、何をすべきか決めろ」というユルの父の教えが、現在の冷静なユルの人格を形作ったという描写に絶賛の声が集まりました。
「能力解放には死が必要」という設定の重さ、ユルが「シュタイプの王道バカ主人公」とは違う合理的な作劇への評価、アサが「Breakfast(兄と朝食)」にテンション上げるブラコンっぷり、双子の父のデザインがFMAのスカーに似てるという指摘、2クール(24話)連続放送が確定して安堵という反応も盛り上がっています。
今回マジで一瞬で終わったな。5分くらいに感じた。
構成が本当によくできてる。回想→説明→回想→対面、っていう構造で組まれてるのに全く飽きない。 前回の「私、一回死んだの」で終わるクリフハンガーがあって、まず最初に説明的な回想を入れて、そのあとアサが死ぬ回想を入れる。視聴者は最初の半分、ずっと「あの言葉の答え」を待ち続けることになる。マジで魔法のような構成力。
「完璧で小さくて可愛くて純真なアサはもういない」 まあ小さくはないけど https://imgur.com/a/qJAvuN2 まだ完璧で可愛い。
ユルが誰を信じるか慎重に判断する姿を見られたのも良かったけど、その慎重さがどこから来たのか(そして躊躇のなさも)の出自を見られたのが更に良かった。 アサの立場になって想像してみろよ。「死ぬこと」が前提条件の超能力を継承することを決意して、ようやく覚悟を決めた直後に、頭蓋骨で滑って転んで普通に死ぬんだぞ。
ユルの回想で、なぜ彼が普通のシュータイプじゃない言動を取るのかが完全に説明された。 >ユルの父:「落ち着いて、状況を分析して、何をすべきか決めろ」 この言葉が幼少期からユルの人格を形作ってきた。あと、父が教えた呼吸法、4話でユルがジンを殺さないと決める直前にやってたあの呼吸と完全に同じ。 目標が定まった時、ユルは本能的に感情を遮断して、その一点だけに集中するタイプ。今の彼の唯一の目標は両親を見つけて問い質すこと。
戦闘中の冷静さと人を殺す時の躊躇のなさ、両方とも経験と父の言葉によって形作られた。影守側がユルと戦って苦戦したのも当然。子供兵士が存在する地域に住んでない限り、現代日本でユルみたいな人間は異常存在だ。彼が高校生活を送ったらどうなるのか見てみたい。いじめっ子を本気で再起不能にする、いや殺すかもしれない。
俺がこの作品をここまで好きになった一番の理由がこれ。「独立して有能で、独自に合理的な」シュタイプの主人公。 シュタイプ主人公が全員バカってわけじゃない(デクは本の知識で定義されてるし、エドワード・エルリックは賢すぎて逆に攻撃的)。でもユルの「落ち着き」は本当に視点キャラとして見ていて気持ちいい。 荒川弘がFMA以降の年月で学んだことが詰まってる感じ、すごく良い。
デラが敵地で完全にリラックスしてる空気感、ジンとゴンゾが死神みたいな笑顔で睨んでるのに朝食の招待まで気軽に受けてる。これでデラが冷血な殺し屋として、しかも仕事のプロとしてどれだけ強いかが分かる。
デラの最大の切り札はユル本人。ユルを安全に保つ唯一の保険がデラだから、影守はデラを殺したらユルの好感度が下がる。ユルを自陣に引き込みたい限り、デラには手を出せない。だからあの自信。
デラの所属する手寺一族は影守の中で平和維持を最重要視するポジションっぽい。だからどの陣営とも繋がりが取れる。 影守と東の村が直接対立する中で、影守ボスがデラの前で表面上の体裁を保ってるの、デカい意味がありそう。 (あとデラと「妻」だけ「補佐」って呼ばれてるの、何を意味するのか俺は知りたい!!)
手寺一族は影守傘下のかなり小さい分家で、ジンが言ってた「隠れ村と現代社会を繋ぐ橋渡し役」。だから「補佐」って呼ばれる。古い時代の表現で文字通り「家来」って意味だ。 体裁を保つのはポーカーで手札を隠すのと同じ。ジンはユルに対して敵意を隠せてなかったから、長年の確執がある可能性が高い。 要するに、手寺一族は影守一族の「中央情報局(CIA)」みたいなもの。
能力解放条件が「死ぬこと」って、エグすぎる。アサも完全にこの混沌の中に放り込まれた感じ。 誰を信じればいいのか未だに分からない。全員秘密を持ってるし、どちら側にも独自の思惑がある……。
どちらの陣営も信用してない。少なくともアサがああいう性格になった理由は分かった。彼女はこの能力をずっと持ってたわけじゃなく、まだ慣れてる途中。たぶん1年前まで誰も殺したことがなかった。
ユルが内心で「何か怪しい」って思ってるのが良い。あとあの黄泉の世界のツガイが言ってた「お前の周りには、お前の力を使おうとする者たちが集まる」発言。アサも影守一族を完全に信頼してないっぽい。 また荒川弘先生の作品を見られるの、本当に幸せ。
東の村はアサを殺して「破壊」の力を奪うために何度も暗殺者を送り込んでるのに、ユルにはずっと何もしてこなかった。それが今になって急にユルを殺そうとしてる。なぜ?
東の村は結界に囲まれてて、結界を抜ける方法を知ってるのは東の村関係者だけ。つまり「山賊」が実は東の村の暗殺者だった可能性が高い。
うわぁぁ……だから父が「山賊の襲撃の話はするな」って言ってたんだ。だから直後に逃げたんだ!妻に「村が山賊を送ってユルを殺そうとしてる」って囁いてたんだ! なぜユルを置いていったのか益々気になる。連れていけなかった、もしくは「能力覚醒のための死」が確実じゃないから村もユルを殺すリスクを取れなかった、って可能性。
アサのブラコンは笑えるけど、ユルへの愛情がここまで深いのが心温まる。アサは「昼」の双子だけど、子供時代は暗い独房に閉じ込められてた。だから彼女にとってユルが「光」になった。10年離れて、本人も一度死んでるのに、生きる決意を固めさせたのは「兄が無事であってほしい、彼を救う力が欲しい」っていう希望だった。
先週聞いた疑問の答え、即座に貰えた。「封印」を得るためにはユルが「死ぬ」必要がある。そして村は実際にアサを殺してそれを引き起こした。クソ村が。 あとアサの眼帯、目を失ったんじゃなく「破壊」の印を隠してたんだな。 アサが「兄ちゃんと朝食(Breakfast)」にテンション上がるの可愛い。ブラコンっぷり最高。
双子の父のデザイン、イシュヴァール人っぽい。スカーみたい。
影守側の「拷問」が、まず捕虜の傷を治療・応急処置することから始まる(ジンのフロイト的言い間違いがバレた件)。そのあとジンと巨大ツガイ持ちの禿げが治療を剥がして本格的にやり始めるオチ笑。あの傭兵たちにちょっと同情した、無知なだけだった。
翻訳元■